かすがい皮膚科

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スタッフブログ

Staffblog
2025.01.17

あなたは間違っていない?ニキビ○×クイズ

今回は、ニキビについてのブログです。
たくさんの方がニキビ治療でかすがい皮膚科に通院されています。患者さんの中には、SNSな
どの情報で自分なりのスキンケアを行いニキビを悪化させている方もみえます。よくある事例
を○×クイズでまとめてみました。あなたのニキビ治療の理解度をチェックしてみましょう。
Q1.ニキビは薬を塗ってすぐに治るの?
→答え ×
ニキビ治療は軽度の方で赤ニキビが減ってくるのに3カ月、できにくい肌になるのには1年以
上治療期間がかかります。
薬を塗ったらすぐに治ると思っている人は間違いです。
継続して長期間の治療が必要になります。根気よく治療を続けましょう。
Q2.赤ニキビができてから、薬を塗ればよい?
→答え ×
赤ニキビができてから薬を塗るのでは遅いです。ニキビは目には見えない毛穴のつまりからは
じまります。その小さな微小ニキビから外用治療していく必要があります。
ニキビは肌のどこから出てくるかわかりません。広く顔全体に外用しましょう。
Q3.泡洗顔は夜のみでよい。朝は水洗いで十分?
→答え ×
夜寝ているうちにも皮脂は分泌されています。
朝も洗顔料で泡洗顔しましょう。1日2回の泡洗顔が大切です。
Q4.小中学生のうちはスキンケアをしなくてもよい?
→答え ×
小さいうちからスキンケアをする習慣をつけましょう。
保湿は何歳からでもOK!なるべく早めにスキンケアをしましょう。
※スキンケアとは適切な洗顔とスキンケア製品(化粧水・乳液など)で保湿をすることです。
スキンケア製品でお悩みの方は診察時に是非スタッフにお声かけください。
Q5.男子はスキンケアをしなくてもよい?
→答え ×
男性も女性も肌は同じです。
化粧水・乳液・クリームで正しいスキンケアをしましょう。
男性がスキンケアが必要ないというのは間違いです。化粧品は男女兼用です。
Q6.保湿は化粧水のみでよい?
→答え ×
せっかく化粧水を塗っても、乳液・クリームを塗らないと蒸発してしまいます。
乾燥すると余分な皮脂が分泌され、ニキビの悪化の原因となります。
ニキビ予防の第一は適切な保湿と洗顔です。まずはそこを徹底的に行いましょう。
Q7.日焼け止めは、夏だけ塗れば良い?
→答え ×
1年中紫外線は降り注いでいます。
紫外線はニキビを悪化させるだけではなく、ニキビ痕を残す原因となります。
保湿・日焼け止めは毎日の習慣にしましょう。
登下校や部活、車通勤の方も油断せずに毎日塗りましょう。

Q8.ニキビ用・メンズ用のスキンケア商品を使っている
→答え ×
ニキビ用やメンズ用のスキンケア商品は皮脂を過剰に除去するので乾燥します。
ニキビ治療中の方はニキビ薬の副作用で乾燥するため、そこへニキビ用のスキンケア商品を使
用するとさらに乾燥します。そのためニキビ薬の刺激が強くなり、治療を継続するのが難しく
なります。
スキンケアには、ノンコメドジェニックテスト済みの高保湿の商品を使用しましょう。
※ノンコメドジェニックテスト済みとは、特定のテストを行い、ニキビが発生しにくいことを
確認した製品です。ニキビが絶対にできないというわけではありません。
Q9.ニキビが治ったら薬を塗らなくて良い?
→答え ×
外用治療をやめると、また新しいニキビができてしまいます。
特に思春期の間は皮脂の分泌が多く、ニキビが次々にでてきます。治療を継続してニキビがで
きにくい肌を目指しましょう。
生理周期などで定期的にニキビができる人も継続しましょう。
せっかく治療を始めたのにすぐにやめるのはもったいないです。まず1年は継続を。
Q10.ニキビ痕は薬を塗っても治らない?
→答え 〇
ニキビ痕になってしまった肌は外用薬では治りません。
美容のレーザー治療などで改善する場合もありますが、自費の治療となります。
ニキビ痕を残さないように、新しいニキビができるのを防いでいきましょう。
Q11.ビタミン類は野菜ジュースを飲んでいるから大丈夫?
→答え ×
1日3食野菜を摂取することを心がけましょう。
サプリや野菜ジュースのみでは不十分です。バランスよく食事をとりましょう。
野菜不足は皮脂の過剰分泌につながります。乱れた食生活は、毛穴つまりの原因となります。
Q12.睡眠不足であるけど大丈夫?
→答え ×
十分は睡眠をとることは大事です。睡眠不足も皮脂の分泌が多くなり、毛穴つまりの原因とな
ります。1日7~8時間の睡眠を確保できるようにしましょう。
Q13.ニキビを隠すためにリキッドやクッションファンデを使っている
→答え ×
リキッドファンデーションやクッションファンデ―ションなど油分の多い製品は毛穴つまりの原因となります。
ニキビのもとである毛穴つまりを自分で作っていることになります。
リキッドやクッションファンデはクレンジングでは落としきれない毛穴の奥に入り込んでしま
います。くすみなどの原因にもなります。また、落とそうとしてこすって洗顔してしまうこと
も肌荒れの原因となります。
肌に優しいパウダーファンデ―ションへの切り替えがおすすめです。
下地や日焼け止めもノンコメドジェニックテスト済みの製品を使用しましょう。
Q14.ニキビができたら、つぶして治している
→答え ×
ニキビはつぶしたり、引っ掻いたりするとニキビ痕になるリスクが高くなります。
できてしまったら、なるべく触らないようにしましょう。無理にこすったりしないように。

Q15.大人もニキビができる?
→答え 〇
思春期だけではなく、大人も様々な原因でニキビができます。
夜勤、生理周期、睡眠不足、マスク、メイク、スキンケア不足など・・・
かすがい皮膚科では大人の方もたくさんニキビ治療されています。あきらめないで治療を開始
しましょう。
Q16.マスクのせいでニキビが悪化している?
→答え 〇
マスクを着用することで、顔全体の温度が上がり皮脂の分泌が多くなりニキビが悪化します。
マスクでの摩擦もニキビが悪化するため、しっかり保湿をして予防しましょう。
Q17.赤ニキビや膿をもったニキビは治りにくい?
→答え 〇
赤ニキビは、アクネ菌が増殖して感染している状態です。
さらに悪化すると膿を持った膿疱(黄ニキビ)という状態となります。中の炎症もさらに強く
深いため治るのに時間がかかります。
なるべく小さいニキビのうちになおしていくことが、早く治りニキビ痕が残りにくいニキビ治
療のポイントとなります。

皆さんはいくつ正解できましたか?
これらの内容は、当院の診察でよく聞かれる内容です。ニキビ治療に悩まれている方が、正し
い治療法でより良くなるようにスタッフ一同で応援したいと思っています。
何歳でも、男性も女性も、ニキビでお悩みの方は是非一度受診を考えてみてください。
保険治療や、美容治療(自費)、スキンケア方法などをご提案させていただきます。
ニキビ痕のない、ニキビのできにくい肌を目指しましょう!

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