かすがい皮膚科

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スタッフブログ

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2021.01.15

乾癬について

こんにちは、かすがい皮膚科です。

本日は冬になって悪化される方が目立つ『乾癬(かんせん)』についてお話させていただきます。

Q.乾癬とは?

『乾癬』は、慢性の炎症性の皮膚の病気です。通常の皮膚では約28~40日でターンオーバー(表皮の生まれ変わり)が炎症を起こす細胞の活性化により4~5日と短くなります。皮膚の細胞が異常に増殖することで、さまざまな症状が出てきます。日本には約50~60万人の乾癬の患者さんがいますが、食生活の欧米化などにより、増加傾向にあります。男女比では男性に多いこと、思春期以降、また中年以降の発症が多いことが特徴です。また乾癬という病名から“感染する/うつる”のではないかと誤解されることがありますが、乾癬は人から人へうつることは絶対にありません。

 

Q.原因は?

乾癬の原因はいまだに完全には明らかになっていません。もともとの遺伝体質、環境要因に内的な因子である肥満・妊娠・出産・脂質異常・糖尿病などや、外的な因子のストレス・たばこ・アルコール・脂っこい食事・衣服の刺激・日光・季節(冬)・乾燥・外傷・風邪・慢性返扁桃炎・薬剤などが関係していると考えられています。

 

Q.症状は?

乾癬の症状としては、はじめは赤い発疹や大量のフケで気づく人が多いです。症状が進むと皮疹が増え、いくつかの皮疹が一緒になったり、時には全身に広がったりすることもあります。白く細かいかさぶたのようになり、それがボロボロはがれ落ちることがあります。はじめは頭皮や生え際に症状がでたり、肘や膝など物理的刺激を受けやすい部位も皮疹がよくみられます。皮膚がまるく、やや盛り上がったり、炎症により皮膚が赤くなることもあります。

症状のでかたや大きさ、部位は人によって異なりますが、肘や膝、お尻、頭部は症状が出やすいです。

 

Q.皮膚以外の症状は?

皮膚症状に加えて、関節に腫れや痛みを伴う場合は、乾癬性関節炎(関節症乾癬)が疑われます。皮膚症状のあとに関節症状が現われる場合が多く見られます。

 

Q.治療方法は?

乾癬の根本的な治療はいまだ見つかっておらず、対症療法(症状を軽減するための治療)が中心となります。大きく分けて4種類、①外用療法(塗り薬)②光線療法③内服療法④注射治療(生物学的製剤)があります。

乾癬の治療は患者さんの症状や治療も目標、ライフスタイルにあわせて選択します。

➀外用療法

塗り薬は乾癬治療の基本になります。ステロイド外用薬やビタミンD3外用薬、これらの配合剤があります。軟膏やローション、ゲルなどの種類があるので、塗る部位に適したものを選択します。

 

➁光線療法

光線療法(紫外線療法)は症状のある部位に身体に害を与えにくい紫外線を照射することによって過剰な免疫機能を抑える治療です。外用療法と組み合わせて行います。

 

➂内服療法

外用療法や光線療法でも効果が不十分な場合は内服療法を追加することもあります。飲み薬は主に3種類ありますが、当院では新しいタイプのPDE4(ホスホジエステラーゼ)阻害剤を取り扱っています。PDE4は身体の中の細胞に存在する酵素(タンパク質)で、炎症を引き起こす物質の産生にかかわっています。乾癬患者さんの皮膚や免疫細胞では正常よりもPDE4が多く存在してるので、その働きを抑えることで身体の中の乱れた免疫バランスを整え、炎症を抑えて乾癬の症状を改善していきます。

内服療法でも症状の改善には個人差があります。症状の改善を維持するためには毎日内服することが大切です。内服は飲み始めの頃には吐き気や下痢、頭痛などの副作用が見られることがあります。また患者さんの中には内服療法が受けられない方や内服療法に際し注意が必要な患者さんがいます。

 

➃注射療法

既在の全身治療で十分な効果が得られず、難治で広範囲の場合や関節症状を有する場合に適応となります。必要と判断した場合は病院に紹介させていただきます。(当院では注射療法は行っておりません。)

 

Q.日常生活で気をつけることは?

日常生活で必要以上の制限は不要ですが、皮膚への刺激は乾癬の症状を悪化させるので注意しましょう。

  • 身体や頭をゴシゴシするのは避けましょう。身体を洗う時は十分な泡を手で転がすように優しく、洗髪は爪を立てず指の腹で洗いましょう。
  • はがれ落ちる皮膚を無理矢理こすらないようにしましょう。
  • 過度な締めつけの洋服は避けましょう。ベルトなども注意が必要です。
  • バランスのいい食事を心がけましょう。野菜や魚中心の食事で規則正しい食生活をしましょう。
  • たばこやお酒は控えましょう。喫煙や大量飲酒は症状の悪化要因となります。
  • 風邪や虫歯など感染症も症状を悪化させるので手洗い・うがいを行い予防を心がけましょう。
  • ストレスをためないように趣味や運動、自分なりの気分転換・ストレス発散方法を見つけましょう
  • 適度な日光浴はいいですが、過度な日焼けは症状悪化要因になるので気をつけましょう。

 

乾癬の症状はよくなったり悪くなったりを繰り返すため、治療は常に同じではなく、患者さんの症状の程度やライフスタイルに応じて選択します。また、治療では長期間にわたって症状をコントロールし、QOLを向上させることを目標としています。

 

気になる症状がありましたら、ご相談ください。

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