1月になり寒さが厳しくなってきましたね。
今日はこの時期に多い凍瘡(しもやけ)についてお話します。
凍瘡は、
冷え性の方、子供や高齢者、屋外での作業が多い方、濡れた手袋や靴を長時間着用している方はしもやけになりやすい傾向があります。
《症状》
皮膚の赤みや腫れが生じ、暖かくなると痛みやかゆみが強くなるのが特徴です。症状が悪化すると皮膚がひび割れになり水ぶくれができることもあります。水ぶくれが破れると感染症を引き起こすこともあるため注意が必要です。
《病態》
寒さによる血行不良が原因で起こる皮膚の炎症です。
手足の指や耳などの体の末梢部分では特に細い血管が収縮・血液の流れが滞りやすく、その部分に多く発症します。
冬期に多いが、気温の3℃程度で発症しやすいため、
寒冷刺激の他にも発汗による湿潤(
《治療法》
外用剤:ビタミンE製剤
血行を良くして、症状を改善します。通常、1日1~
開封後は密封して、
内服薬:漢方薬
血液の循環を改善し、体を温める作用があります。
冷えによる痛みを取る働きがあり、
《予防》
予防として、好発時期には寒冷刺激を避けることが大切です。
濡れた手袋や靴下は早めに取り替えましょう。
血行を良くするために、
昼夜の温度差や、屋内と屋外の気温差に注意しましょう。
食事でビタミンEを多く含む食品(ナッツ類、アボカド、うなぎなど)を摂取するのもよいでしょう。
凍瘡(しもやけ)に似た症状の疾患もいくつかあるので、