【事例】
向日葵さん 20代 女性 花美さんの娘
【お悩み】
芸能人がほくろをとったワイドショーを見ました。
私も顔にほくろがあって、結構目立ちます。
子供の頃から顔のほくろをいじられる事もあって嫌な思いをした事もあります。
できるものなら小さなほくろだけど、見た目が気になるので取りたいなと思ってたら、この前、母(花美さん)がマッサージピールをやって肌がツルツルになっているのを思い出しました。同じ病院でほくろもレーザーで取れると聞いて今日来てみました。
【診断】
色素性母斑(ほくろ)
【美容カウンセリング】
CO2レーザーにて除去をしましょう。
CO2レーザーとは、炭酸ガスレーザー照射により瞬間的に皮膚表面を蒸散させ盛り上がって病変を削り取って除去する治療法です。施術可能な時は平日の午前9:45~12:30、午後14:30~15:30です。ほくろの大きさによって施術料金は変化します。大きさの最終決定は施術当日にさせていただきます。
施術時間は10~15分程度で短く、局所麻酔を行いますので麻酔時のチクッとした痛み以外はありません。出血もほとんどありませんが、施術後の肌は、何もなかったような皮膚になるのではなく、傷痕は残ります。レーザー治療後の炎症後色素沈着が一時的に起こる場合がありますが、通常は約3~6ヶ月で薄くなることが多いです。
ほくろの深さによっては一度で完全に取りきれないこともあり、複数回施術が必要な事もあります。そしてほくろは再発する可能性もある事をご理解ください。
複数除去をご希望の場合もまずは1個のみの施術となります。実際の傷の残り方など納得の上で他の部位も施術していきましょう。
施術終了後から傷薬の軟膏をガーゼに塗り施術部位を覆っていただきます。ある程度傷がよくなるまでは覆う必要があるので、大事なイベントの前はお控えいただいたほうが良いかと思います。また、施術1週間後に傷の確認のため、美容再診が必要になりますので、そちらも考慮して施術日を決めていきましょう。
レーザーにて取るのは容易ですが、施術後の傷の管理がとても大事になります。
【施術】
予約の15分前に受付をし、施術部位のお化粧を取っていただきます。スキンケアなど何も付いていない状態にしてください。
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ベットへご案内し、取りたいほくろを一緒に確認します。マーキングをし、お写真を撮らせていただきます。
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医師にて施術を行います。レーザーを照射するため施術中は安全のために目元をゴーグルで覆います。
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施術後のお写真を撮らせていただき、処置方法を説明し保護します。お顔の場合、毎日の洗顔時に優しく泡で洗っていただきます。処置用の軟膏等はお渡しいたします。固定テープのみご準備ください。
【再診】
1週間後に美容診察にお越し下さい。
傷の経過を確認します。傷の状態によりさらに同じ処置を続けて頂くか、透明の紫外線カット効果のあるテープを1日2回交換に処置を変更します。透明なテープはほとんど目立たず、上からお化粧もしていただけます。約2週間ほど継続して美容診察にお越しください。
【感想】
施術は本当にあっという間で、麻酔の注射の針が少し痛かっただけでした。施術後の1週間は最初はガーゼ貼るのも慣れなくて大変だったけど、頑張ってやりました。透明なテープになってからは、貼ってることも全然目立たないし気になりませんでした。まだ赤みは残ってるけど、元々あったほくろとは違ってそんなに気になりません。ほくろを取るのはどうなんだろうと思ったけど、他にも取ってる人がいるのを知って勇気も出たし、簡単に取れたので相談してみて良かったです。
見た目ではほくろだと思っていても、実際違う病気のこともあります。まず、皮膚科専門医に受診しましょう。正確な診断をしてから治療の方向性を決めます。お悩みの方はご相談下さい。