もしも…日焼け止めを使わなかったら ~紫外線があなたの肌に与える深刻な影響~ - かすがい皮膚科 | 豊田市の皮膚科・美容皮膚科

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スタッフブログ

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2025.07.04

もしも…日焼け止めを使わなかったら ~紫外線があなたの肌に与える深刻な影響~

7月になり夏本番の暑い季節になりました。
強い日差しが毎日ふりそそぐ季節です。
「今日はそんなに外に出ないし…」「曇ってるから大丈夫かな」そんなふうに思って、つい日焼け止めを使わずに過ごしていませんか?
実はその“たった1日”が、肌にとっては深刻なダメージを積み重ねるきっかけになることがあります。
紫外線は、目に見える「日焼け」だけでなく、肌の奥深くにまで影響を与え、老化やトラブルを引き起こす最大の原因と言われています。
実は、日焼け止めを塗らずに紫外線を浴びることは、肌にとっては非常に負担になります。紫外線や赤外線がもたらす影響は、目に見える日焼けだけではありません。
今回は、「もしも…日焼け止めを使わなかったら」私たちの肌に何が起きるのか、皮膚科の観点からお話ししたいと思います。
○UVBで“火傷”レベルのダメージも
肌は本来、外部の刺激から私たちの体を守る「バリア機能」を持っています。
しかし紫外線を浴びると、このバリア機能が破壊されやすくなります。
とくに紫外線B波(UVB)は、表皮に直接ダメージを与え、炎症や火傷のような「サンバーン(日焼け)」を引き起こします。
バリア機能が壊れると、皮膚から水分が逃げやすくなり、乾燥や肌荒れの原因になります。
ちょっとした刺激でピリピリと感じたり、化粧品がしみるといった状態に陥ってしまう方も少なくありません
紫外線B波(UVB)は、短時間でも肌に強いダメージを与えます。
海や山、屋外でのスポーツやイベントなどで長時間浴びた場合、皮膚が赤くなり、熱を持ち、水ぶくれができることもあります。これはまさに、軽度の火傷と同じ状態です。肌が元の状態に戻るまでには時間がかかり、炎症後の色素沈着がしみとして残ってしまうケースもあります。

○UVAが引き起こす“くすみ・シワ・しみ”
紫外線には、B波よりも波長が長く、肌の奥深くまで到達する紫外線A波(UVA)もあります。
このUVAは、肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンにダメージを与えるため、長年浴び続けることでハリや弾力が失われ、シワやたるみが目立つようになります。
また、UVAはメラニンの生成も促すため、徐々にくすみやしみとして肌表面に現れてきます。
すぐには気づきにくいですが、日々の積み重ねが、数年後に「老けた印象」となって現れるのです。

○実は赤外線も怖い存在
紫外線ほど知られていませんが、太陽光に含まれる**赤外線(IR)**も肌に影響を与えます。
赤外線は皮膚の深部にまで届き、体温を上げて炎症を引き起こすことがあります。この赤外線の影響で、肌のかゆみが増すということもわかってきています。アトピー性皮膚炎やニキビの方は、夏場になると「汗ではなく太陽光によって悪化している」ケースも少なくありません。

そして、紫外線を直接受けることで身体にも大きな影響を与えます。

●.紫外線は身体のストレス
紫外線は、肌だけでなく体全体に「酸化ストレス」を与えます。これにより、
・活性酸素が増加
・細胞がダメージを受ける
・免疫力が一時的に低下
などが起こり、結果として「だるさ」や「疲労感」を引き起こす可能性があります。
日焼け止めを使って紫外線をカットすることで、これらのストレスを軽減でき、体のエネルギー消費を抑えられる=疲れにくいと感じるのです。

●「日焼け」は軽い炎症状態
日焼けは皮膚のやけどと同じ「炎症反応」です。炎症が起きると、体はそれに対抗するためにエネルギーを使います。結果として、体がだるくなったり、頭痛がしたりすることもあります。

●自律神経が乱れる
紫外線をたくさん浴びると、体温調節や水分バランスが崩れて、自律神経が乱れることがあります。

「曇りの日」でも油断大敵
紫外線や赤外線は、晴れた日だけでなく、曇りの日でも70~80%は地上に届いていると言われています。
「今日は日差しがないから大丈夫」と思ってノーガードで出かけると、知らず知らずのうちに肌がダメージを受けていることも。また、窓ガラスもUVAは通してしまいます。車の運転や室内にいる時間が長い人でも、日焼け止めは必要です。

日焼け止めは“朝の習慣”に
ここまで読むと、「やっぱり日焼け止めって大事なんだな」と思っていただけたかもしれません。
でも、面倒に感じる日もありますよね。そんなときは、“朝のスキンケアの一部”として習慣にしてしまうのがおすすめです。顔だけでなく、首や手の甲など、日常的に露出する部分にも忘れずに塗ることがポイントです。
また、汗や皮脂で流れやすいため、こまめな塗り直しも意識するとより効果的です。

「肌老化の8割は光老化」──予防は毎日の積み重ね
加齢による自然な老化を「内因性老化」、紫外線などによるダメージの蓄積を「外因性老化(光老化)」と呼びます。
実は、肌の老化の約80%は“光老化”が原因とされています。
つまり、日焼け止めなどの紫外線対策をきちんとするだけで、肌の老化スピードを大幅に遅らせることができます。

「もしも…日焼け止めを使わなかったら」
その先にあるのは、乾燥・くすみ・しみ・シワ・かゆみといった肌トラブルの連鎖です。
けれど、日焼け止めという小さな一手間で、肌を守ることはできます。
数年後も健やかで若々しい肌を保つために、今日から、できることから始めてみましょう。

おすすめの日焼け止めは先のブログでご紹介しておりますのでご参照ください。
https://kasugaihifuka.jp/blog/紫外線の強い季節になりました!日焼け止めは毎/

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