新緑がまぶしく、強い日差しを感じる季節になりましたね。ゴールデンウィークが終わり、気温や湿度がぐんと上がってくるこの時期は、肌にも変化が現れやすくなります。季節が変わると衣替えをするように、スキンケアも見直しが必要です。
特に秋冬から春夏への移行期は、肌にとって過酷な環境の変化が訪れるタイミング。気温や湿度の上昇に加えて、花粉・黄砂・PM2.5などの外的刺激が一気に増えるため、肌トラブルが起こりやすくなります。
この時期、肌は乾燥の影響を受けてバリア機能が低下しており、外部刺激にとても敏感な状態です。すると、普段は気にならない花粉にも過剰に反応してしまい、「花粉皮膚炎」と呼ばれるかゆみや赤み、肌荒れが出ることも。そうしたリスクを防ぐためには、保湿を“水分補給”だけで終わらせず、“皮膜効果”のあるクリームでしっかりフタをすることが大切です。肌の上にうるおいのバリアをつくることで、花粉などの刺激から肌をしっかり守ることができます。
そして春から初夏にかけては、紫外線量が急激に増える季節でもあります。紫外線は、肌の老化の約80%に関わるとされる「光老化」の主な要因。シミやくすみだけでなく、しわやたるみにも影響を及ぼします。そのため、日焼け止めだけでなく、美白やエイジングケアの成分を上手に取り入れることが、春のスキンケアではとても重要です。
この季節におすすめしたいのが、「コラージュリペア ブライトエッセンスDR」。メラニンの生成を抑えるトラネキサム酸(2%)を配合し、美白有効成分をしっかりと届けながら、浸透型セラミドでバリア機能を助け、肌荒れを防ぎつつ、透明感のある肌へ導いてくれる、バランスの良い美容液です。
また、植物由来のバクチオールを配合した「コラージュリペア バクチセラムDR」も、肌が敏感になりやすいこの時期におすすめのアイテム。レチノールに似たエイジングケア効果を持ちながら、低刺激で使いやすく、ハリ感やなめらかさの変化を穏やかに効果を感じられます。
一方で、より積極的に肌質改善を目指す方には、ゼオスキン(ZO SKIN HEALTH)も選択肢のひとつ。レチノールがターンオーバーを促進し、しわ・毛穴・シミなどの悩みに多角的にアプローチします。ただし、必ず医師の指導のもと肌状態に合った使い方をすることが大切です。
また、ポーラファルマから発売されている「ダイヴブライトセラム」は、美白有効成分ルシノールを配合した美容液。ルシノールはポーラ独自に開発された成分で、メラニンの生成を抑え、シミの根本原因にしっかりアプローチします。さらに、紫外線による慢性的な炎症を予防する処方も施されており、毎日のケアに取り入れやすい、みずみずしいテクスチャーも魅力です。
さらに、年齢肌への深いアプローチをお求めの方には「ダイヴサインズセラム」がおすすめです。こちらには、ポーラ独自成分であるニールワンが配合されています。ニールワンは、日本で唯一「シワを改善する医薬部外品の有効成分」として認可されており、肌内部の炎症性たんぱく質の働きを抑制することで、シワの原因に直接アプローチ。やさしい使用感でありながら、高い効果が期待できるアイテムです。
ご紹介した商品はすべて医療機関専売品となります。製品選びに迷われる方はお気軽に美容診察にお越しください。
加えて、スキンケアは“年齢”に応じた見直しも重要です。20代では皮脂や水分バランスを整えるケアが中心となりますが、30代以降はターンオーバーの乱れ、コラーゲンの減少、ホルモンバランスの変化により、乾燥・ハリ不足・小ジワなどのサインが現れます。このような変化に応じて、保湿成分だけでなくエイジングケア成分(ナイアシンアミド、ペプチド、セラミドなど)を取り入れていくことで、肌の土台から整えるケアが可能になります。
肌は、気候・年齢・ストレス・ライフスタイルなど、さまざまな要因によって日々変化しています。だからこそ、年中同じスキンケアを続けるのではなく、「今の肌」に合わせた“スキンケアの衣替え”が必要です。少し見直すだけで、肌の調子が大きく改善することがあります。
ぜひこの機会に、今の自分の肌に合ったスキンケアを見直して、毎日を心地よく過ごせる肌づくりを始めてみませんか?
