1月になり寒さも一段と厳しくなりました。皆さんはどの様な寒さ対策をされていますか?
今回は寒くなると受診する方が増える、‘低温やけど‘についてお伝えしたいと思います。
やけどは、熱による皮膚や粘膜の外傷を言います。高い音んどの物質が皮膚に一定時間以上接するとやけどになります。
また、40~55度くらいのそれほど高い温度でないものでも、やけどになることがあります。比較的低い温度でも、持続的に加熱されることでやけどになります。
これが低温やけどで、深いやけどが多いのが特徴です。
症状が見た目にわかりにくかったり、痛みを感じにくいことがあるので軽傷と勘違いしてしまいがちです。しかし、見た目に反して皮膚の奥深くまで損傷しているケースが大半です。このため治療にはとても時間がかかります。
冬の寒さ対策として出番の多い湯たんぽや電気あんか、電気毛布は寝具を温めるのに使用し就寝中は切りましょう、湯たんぽは取り出しましょう。
電気ストーブ、ファンヒーターは使用したまま就寝せず、長時間肌の同じ場所に熱が当たらないようにしましょう。
また、使い捨てカイロに長時間接触していても、低温やけどになる恐れがあります。張るタイプの回路は必ず衣類の上に張り、同じ個所に長時間当てないようにします。また張ったまま眠らないように注意しましょう。
皮膚が薄いお子さんやご高齢の方は特に注意が必要です。
安全に暖かく快適な冬をお過ごしください。
低温やけどかな?と思われたら早めの受診をお勧めします。