当院では通院中の患者さんに、より安心して治療を受けていただけるように積極的に『皮膚疾患ケア看護師』の資格取得に取り組んでおります。
『皮膚疾患ケア看護師』とは、公益社団法人日本皮膚科学会認定の資格です。
皮膚疾患のケアに関する優れた看護師を教育、育成することで、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医等と連携・協働して医療技術の進歩を図る。そして、皮膚科専門医等及び患者さん等との協力により医療水準の向上を図り、系統的治療により、国民の健康と福祉に貢献することを目的としています。
当院では診察室で前問診後、医師による診察を行い、処置室で看護師による追加説明、指導を行っています。
日々の勉強会には医師、薬剤師、看護師だけではなく医療事務も参加する事で皮膚疾患に関する知識の共有をはかっています。
そうすることで、他職種との連携からチーム医療を確立し、患者さんの生活の質(QOL)を上げていくことを目指しています。
看護師は最も患者さんと接する機会が多く、会話や観察から得た情報からアセスメントをし個々に合わせた説明ができるように心がけています。
私たちは毎日の積み重ねから、皮膚疾患ケア看護師になるための学びを深めています。当院で働く看護師は『皮膚疾患ケア看護師』の資格取得を1つの目標としています。
現在、かすがい皮膚科では看護師3名が『皮膚疾患ケア看護師』の資格を取得しています。
多くの患者さんに接する事で得られた知識や実践的な技術を持ち合わせる事で、より高いレベルの皮膚科看護が提供できると思います。
また、皮膚疾患ケア看護師による院内勉強会を開催したり、患者さんへの説明ツールの作成を行う事でスタッフ間の知識の共有をはかっています。
資格を取得する際、自分達が行っている看護を振り返る事ができるため、一つ一つの看護の根拠を再確認し、より精度の高いものになるにはどうしたら良いか考える事がとても有益な時間でした。
このような学びを得た事で、資格取得後は自分への自信にも繋がりより前向きに業務に取り組めるようになりました。
当院では資格取得を応援する福利厚生があり、看護師だけではなく事務スタッフも医療事務などの資格取得のために頑張っています。
これからも患者さんにより安心して通院していただけるようにスタッフ一同、日々の学びを大切にし新しい知識を増やしていきたいと思います。