こんにちは、かすがい皮膚科です。
まだまだ暑い日が続いています。夏休みが終わり、どっと疲れが出てくる時期ですね。みなさんは、にんにく注射をご存知ですか?
にんにく注射とは、本物のにんにくが入っているのではなく、肉体の栄養補給に効果的なにんにくに多く含まれるビタミンB1 を中心とした(ビタミンB1 B2 B6 B12)ビタミン注射のことを言います。注射するとにんにくのような香りがすることからこのように呼ばれています。
にんにく注射の主成分となるビタミンB1はチアミンとも呼ばれる水溶性のビタミンです。ビタミンB1は糖質からのエネルギー再生と皮膚や粘膜保護の健康維持を助ける働きがあり「疲労回復のビタミン」と呼ばれています。
これらを多く含む食品には豚肉・大豆・穀類の胚芽・レバーなどがあります。
ビタミンB1は疲労の原因である血液中の「乳酸」を分解してエネルギーに変える働きがあります。また、糖質を分解し身体や脳が活動するときに必要な燃焼エネルギーを作り出す働きももっています。
ビタミンB1が不足すると糖質がエネルギーに変換されにくくなり、疲労物質である乳酸が溜まります。これはエネルギーを消費したときに発生し、疲労感を招くものです。疲労感が蓄積された結果、だるさ・倦怠感・肩こりなどが生じます。
また分解されなかった糖質は脂肪へと変わって肥満にもつながることがあります。
ビタミンは、食事やサプリメントから摂取することができますが、疲労が大きい際は内臓機能も低下するため、短時間で多くの量を確実に吸収できるにんにく注射は疲労にとても効果的と言えます。
【効果】
★1回の注射で実感される効果…
疲労回復、風邪の早期回復、免疫の強化、二日酔いの回復
★継続して注射することで実感できる効果…
肌荒れの改善、肌のハリツヤの回復、肩こりの改善
にんにく注射の持続期間は個人差がありますが、一般的には3日前後と言われています。効き目の長い人の場合で一週間という方もいます。
【治療間隔】
特に間隔に決まりはありません。疲れた時に、必要に応じての接種で良いです。
定期的に接種される方は通常1〜2週間に1回のペースが平均的ですが、疲れが溜まっている方は1週間に2〜3回程度の接種をおすすめしています。
【副作用】
にんにく注射の主な成分ビタミンB1は水溶性ビタミンのためー、仮に過剰投与されたとしても尿として排出されるので、基本的に副作用の心配はありません。
稀ににんにく臭による不快感として吐き気・胸苦しさ・血管痛(注射部位から腕・肩にかけて)を感じる方もいます。注射で気分が悪くなったことがある方や不安の感じる方はベッドで寝ていただいて行います。
【治療の流れ】
①当日予約を電話・WEBでしてから来院
②医師診察
③カウンセリング
④にんにく注射施行(静脈注射でゆっくり5分ほどで注入していきます)
⑤施行後、お会計し帰宅となります
【価格】
1回2200円(税込)です。
休養・栄養・運動は疲労回復の三原則と言われていますが、日常に追われなかなか時間を取るのが難しい方も多いと思います。
疲労の蓄積は仕事の効率を下げたり、メンタル面も蝕んでいきます。
そんな時は手軽に短時間でできるにんにく注射で少しでも身体を元気にしませんか?
当クリニックではにんにく注射だけでなく、美容や更年期症状改善にプラセンタ注射も行っております。
気になる方は気軽にご相談ください。