かすがい皮膚科

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TOPスタッフブログ > 巻き爪マイスターについて

スタッフブログ

Staffblog
2022.11.18

巻き爪マイスターについて

今日は爪のトラブル、巻き爪についてお話します。

爪については前回お話していますので、2021年2月5日「爪について」のブログもご参照ください。→https://kasugaihifuka.jp/blog/爪について/

 

巻き爪とは爪甲(そうこう)が内方に強く湾曲し、爪の下の皮膚を挟んだ状態です。爪は本来巻く性質を持ってますが、趾腹側から圧力がかかることで平坦な形を保っています。しかし、高齢で歩行が減るなどして地面からの圧力が減る、または外反母趾があり地面からの圧力が爪甲に伝わらないなどが原因で、巻き爪が生じます。最もよく見られるのは足の親指です。

巻き爪の縁は爪の下や周りの皮膚を傷つけやすいため、細菌感染も重なって炎症を起こした状態である「爪囲炎(そういえん)」を起こしてしまいます。また、自分で爪を切りにくくなってきますが、短く切りすぎてしまうと、爪の端が周りの皮膚に深く食い込んで「陥入爪(かんにゅうそう)」という状態になってしまう事があります。炎症による腫れや赤み、痛みがより強く起こり、このようなケースでは、巻き爪の治療だけでなく、陥入爪による炎症をおさえるための治療も必要になってきます。

爪の中央部分が高くなるので、靴によって圧迫されやすくなります。このため、足の指先に痛みを感じますし、特に靴を履いて外を歩く時には痛みが強くなり、歩きづらくなることが多いのです。足指の痛みを我慢して歩いていると、歩き方のバランスが悪くなり、膝や腰の痛みを招いてしまう可能性があります。巻いている爪をうまく切れずに、間違った切り方を繰り返していると、巻き爪が悪化するうえ陥入爪に発展してしまうこともありますので、放置せずに医療機関を受診しましょう。

 

治療

プラスチックプレートや形状記憶合金を利用し、湾曲した爪を矯正します。

自費診療になりますが、当院でも形状記憶合金を利用した治療をおこなっております。

巻き爪マイスターを使用し、Uフックを爪の両側縁に引っ掛け、コイルばねに内蔵された超弾性合金ワイヤの弾性力を利用して、爪の彎曲を矯正します。1~2ヶ月装着を続けていれば巻き爪は改善しますが、個人差があり、重度の巻き爪の方では3ヶ月以上かかる場合もあります。爪を自然な形で矯正できる設計で、根本への矯正効果も期待できます。

※巻き爪マイスター1本 6,600円(税込)

初診料 2,200円(税込)

再診料 1,650円(税込)  が必要となります。

 

注意点

・入浴は問題ありません。ただし、温泉への入浴や海水浴などの場合は、ステンレスの錆を防ぐため、最後に水道水で装着箇所を洗ってください。

・剥がれないようにテープで固定してもらいます。衛生上入浴時に取り替えてください。

・運動は問題ありませんが、治療中製品が剥がれないようにするため、サッカーや水泳など、装着した爪に負荷がかかるような激しい運動はできるだけ控えてください

・ネイルは問題ないですが剥がれたり割れたりするケースが予想されます。出来るだけジェルネイルは控えてください

 

爪が伸びていないと治療できない為、爪がある程度伸びている必要があります。

 

ケア

筋力増強、歩行、運動など生活習慣の改善が大切です。

 

ご希望の方は一度診察にお越しください。

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