かすがい皮膚科

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スタッフブログ

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2020.04.10

手荒れについて

こんにちは、かすがい皮膚科です。
新型コロナウイルス感染予防の一環として、アルコールによる手指消毒や手洗いの回数が増え、手荒れがおきてしまったという方もいっぱいいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は手荒れについてお話しします。
手荒れは《進行性指掌角皮症》といいます。
手荒れは特に主婦や美容師、飲食店員、銀行員、コンビニ店員、レジ打ちをする方やアトピー性皮膚炎の方によくみられる病気です。
水仕事をよくしたり、紙幣をよく扱ったりするため繰り返し指先に刺激が加わって起こるものと考えられています。
主に利き手に症状が出やすく皮膚が乾燥して剥がれ落ち(落屑)、さらに硬くなって(角化)ひび割れたり、指紋がなくなるなどの症状がみられます。そしてひどくなると両手の平全体にまで広がってしまいます。
皮膚の潤いは皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質という3つの物質によって一定に保たれています。
➀ 皮脂・・・皮脂腺から分泌される脂のことです。汗などと混じりあって皮膚の表面を覆い(皮脂膜)、水分の蒸発を防ぎます。手、指では皮脂が少なく、皮脂膜は十分ではありません。
➁ 天然保湿因子・・・角質層にある低分子のアミノ酸や塩類のことです。水分をつかまえて離さない性質を持っています。
➂角質細胞間脂質・・・表皮で作られ、角質細胞と角質細胞のすき間を埋めている脂のことです。水分をサンドイッチ状にはさみこみ、逃さないようにします。

手や指では皮脂腺が少なく、そのため皮脂膜も薄くなっています。その代わり角質層が厚くなっていて保護する役目を果たしています。
その角質層も、石鹸や洗剤などを使って頻繁に水仕事をしたり、指先をよく使ったりしたあとにお手入れしないで放っておくと、水分が失われやすくなります。さらに指先に摩擦刺激が加わると厚い角質層は弾力性を失いひび割れてしまいます。なので刺激を少なくするような普段からの心がけが大切です。

日常生活で心がけることとして頻回の保湿をしましょう。
また刺激を避けるために木綿の手袋などの着用をして刺激しないようにしましょう。
水仕事の際にはその上からゴム手袋などを着用して直接洗剤に触れないようにしましょう。そしてできるだけ手に負担をかけないようにしましょう。
症状が軽くなってきたからといって油断は大敵です。再発しない為にも、手に刺激となるものは避け、手を洗った後は皮膚に潤いを与えるなど普段からの心掛けが大切です。

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