かすがい皮膚科

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スタッフブログ

Staffblog
2023.04.07

花粉症と食物アレルギーの関係について

ある果物や生野菜を食べたときに、口の中で刺激感やかゆみ、喉の奥が詰まるような感じがする症状が出たことはありませんか?それは口腔アレルギー症候群(OAS=oral allergy syndrome)で、花粉症が関係しているかもしれません。正しい知識を身につけて、きちんと対策しましょう。

◎口腔アレルギー症候群の症状
果物や生野菜を食べた後、数分以内に唇、舌、口の中や喉にかゆみやしびれ、むくみなどがあらわれることがあります。それが口腔アレルギー症候群(OAS)の症状です。中には、アナフィラキシーショックと呼ばれるショック症状を起こすこともあります。このような症状があらわれても、多くは食後しばらくすると自然に軽快するものの、ショック症状が持続する危険性もあります。

◎症状を引き起こす原因
口腔アレルギー症候群は、果物や生野菜に含まれるアレルギーを起こす原因物質(アレルゲン)が、口の中の粘膜に触れて起こるアレルギー反応で、体内のIgE抗体(アレルギー物質に対する抗体)が関係しています。
症状を引き起こすアレルゲンは、植物が病原菌の感染や傷害、ストレスから身を守るための生体防御として誘導されるタンパク質です。このアレルゲンは小腸に到達する前に壊れるため、主に口の中だけで反応が起きます。

◎花粉症と口腔アレルギー症候群の関わり
花粉症の方には花粉のアレルゲンに対するIgE抗体があります。生野菜や果物のアレルゲンは花粉のアレルゲンと構造が似ているので、IgE抗体が構造の似たアレルゲンと反応し、口腔内でもアレルギーが起こることがあります。これを「交差反応」と言います。この交差反応により、花粉症の方が生野菜や果物を食べたときに口腔アレルギー症候群を発症することがあります。

◆春の花粉◆
ハンノキ

バラ科(リンゴ・モモ・ナシ・ピワ・サクランボ・イチゴ)
ウリ科(メロン・スイカ・キュウリ)
ダイズ(豆乳)・キウイ・オレンジ・ゴボウ・ヤマイモ・マンゴー アポカド・ヘーゼルナッツ(ハシバミ)・ニンジン・セロリ・ジャガ
イモ・トマト

シラカンバ

バラ料(リンゴ・モモ・ナシ・洋ナシ・スモモ・アンズ・サクランボ・
イチゴ) ヘーゼルナッツ(ハシバミ)・クルミ・アーモンド・ココナッツ・ ピーナッツ・セロリ・ニンジン・ジャガイモ・キウイ・オレンジ、メロン・ライチ
香辛料(マスタード・パプリカ・コリアンダー・トウガラシ)

スギ・ヒノキ

トマト

◆夏の花粉◆
オオアワガエリ・カモガヤ

メロン、スイカ、トマト・ジャガイモ・タマネギ、オレンジ・セロリ・キウイ・米・小麦

◆秋の花粉◆
ブタクサ

スイカ、メロン、バナナ、キュウリ、ズッキーニ

ヨモギ

ニンジン、セロリ、ピーナッツ、ヘーゼルナッツ、ジャガイモ、トマト、キウイ、レタス、クリ、ピスタチオ、ひまわりのタネ、
香辛料(マスタード・コリアンダー・クミン)

◎口腔アレルギー症候群の注意点
症状が軽いケースが多いですが、時に重篤な症状に陥る場合があります。
果物や野菜を食べて、口やのどに違和感を認める場合にはアレルギー検査を受けるようにしましょう。自分が何の花粉症なのか、どの食物に反応するのかを検査して把握しておくことが大切です。原因と判明した食物を生で摂取するのは控えましょう。加熱・加工したものでも症状が出現する場合には、その後は食べないようにしましょう。
口腔アレルギー症候群であっても、可能性のあるものすべてを控える必要はありません。症状の出現した食物を避けるようにしましょう。

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