Hyperhidrosis
※上記症例以外も皮膚に関するお悩みは
お気軽にご相談ください。
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汗は気温や運動などによる体温の過剰な上昇を防ぐ大切な役割をしています。
多汗症は体温調節に必要な量を上回るほどの汗をかき、日常生活に支障をきたす疾患です。
多汗症には、発汗の原因となる病気があって起こる【続発性多汗症】と、明らかな原因がない【原発性多汗症】があります。また、汗をかく部位によって、全身の発汗が増加する【全身性多汗症】と汗腺が集中している部位や身体の一部に汗が増加する【局所多汗症】に分類されます。
多汗症の症状である多量の汗は、交感神経から伝えられる汗の指令を受けて、主にエクリン汗腺から出ています。エクリン汗腺とは、皮膚の中にある汗を作る器官のひとつで、口唇、亀裂などを除く全身に分布し、特に腋窩、手掌、足裏に多く分布しています。体温調節のため、匂いのない水分の多い汗を分泌します。
原発性局所多汗症は幼少期、あるいは思春期頃に発症し、手のひら、足の裏は精神的緊張により発汗がみられます。昼間(10時~18時頃)は汗が多いですが、睡眠中の発汗は停止するといった特徴があります。
なかでもわきの下の汗が多いものを【腋窩多汗症】といい、緊張・自立神経のみだれといった精神的な要因や温熱刺激によって左右対称性にわきの下に多汗がみられます。手足の多汗を伴っていることもあります。
続発性の場合は、原因疾患の治療を行います。
当院では、原発性局所多汗症には塩化アルミニウムの外用、原発性腋窩多汗症にはエクロックゲル5%の外用をおこなっています。塩化アルミニウムは汗を出す菅(汗菅)の細胞に作用し、この管を閉塞させることで発汗が減少するといわれています。エクロックゲル5%は日本初の原発性腋窩多汗症の治療薬です。有効成分のソフピロニウム臭化物が交感神経から伝えられる汗をブロックして発汗を抑制する働きがあります。絵クロックゲル5%の処方には【原発性腋窩多汗症】の診断が必要となります。診断基準は、日常生活に支障をきたすほど多量の腋窩の汗が、明らかな理由のないまま6か月以上みられ、以下の6症状のうち2項目以上当てはまる場合を原発性腋窩多汗症と診断しています。
現在12歳未満の小児、妊婦、授乳婦を対象とした国内臨床試験は実施されていないため、処方の適応にはなりません。また緑内障、前立腺肥大による排尿障害、成分に過敏症のある方は使用禁忌となります。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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9:30~12:30 | ● | ● | - | ● | ● | ● | - |
14:30~18:00 | ● | ● | - | ● | ● | - | - |
【休診日】水曜日・土曜午後・日祝日
直接来院での受付時間は午前は9時15分~12時30分、午後は14時15分~17時です。
土曜日と平日の16時以降は混雑致しますのでご了承ください。
また平日16時以降は医師1名での診察となります。
※木曜日は最終受付を17:00から17:30までと30分延長させていただきます。