Shingles
※上記症例以外も皮膚に関するお悩みは
お気軽にご相談ください。
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帯状疱疹とは水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性によって起きるウイルス感染症です。まず、左右どちらか片側に痛みや知覚異常を感じるようになり、その後その部位に発疹(赤い発疹や水ぶくれ)が出てきます。発疹は四肢、体、頭部ともに片側だけに発生するのが特徴です。帯状疱疹は神経痛を引き起こすことが特徴で、痛みの程度はさまざまですが、かなり長期間神経痛が続くこともあります。
原因は、幼少期にかかった水ぼうそう(水痘)のウイルス(体の中の神経に長い間潜伏していたもの)が、加齢、ストレス、過労などで再活動を始めることによります。帯状疱疹は、水ぼうそう(水痘)と同じウイルスですので、水ぼうそう(水痘)にかかったことのない方やワクチン未接種の方にうつしてしまう可能性があり特に赤ちゃんや小児への注意が必要です。
帯状疱疹の原因はウイルスの感染です。とはいっても、外部から新たに入り込んで感染したわけではなく、既に身体の中に潜んでいたものが再び活動を始めたものなのです。体表の皮膚の知覚は脊髄からそれぞれ出る知覚神経によって左右半分ずつ分節状に区分されて支配されており、これをデルマトームといいます。水痘帯状疱疹ウイルスはある特定の神経節から神経を伝って皮膚に到達するため、その神経が支配している領域の皮膚の部分だけに発疹がみられるため、出現範囲は特徴的な分布となるわけです。
帯状疱疹の治療は痛みの緩和、発疹を抑える、神経痛が長引かないようにすることの3点が重要です。
なるべく早期に抗ウイルス薬を使用する必要があります。
〇抗ウイルス薬
抗ウイルス薬は効果が出るまでに2、3日かかります。途中でやめずに指示通り内服してください。
内服途中に副作用が生じる場合は受診してください。
〇疼痛のコントロール
痛み止めの内服をします。
また疼痛は症状によってはペインクリニックにて痛みの特殊治療を行う必要があります。
〇外用薬
水ぶくれやびらん(ジュクジュクしたところ)に塗り薬をぬり、より早く上皮化するよう治療します。
〇帯状疱疹ワクチン
50歳以上の方を対象に帯状疱疹ワクチンを行っています。
当院ではビケン、シングリックスの帯状疱疹ワクチンを取り扱っています。帯状疱疹ワクチンを接種することで。罹患を予防し、罹患後も症状を軽減することが期待できます。
ビケン | シングリックス | |
対象年齢 | 50歳以上 | 50歳以上 |
ワクチンの種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種回数 | 1回 | 2回(2回目は1回目接種から2か月後~6か月以内) |
予防効果 | 50~60% | 90% |
持続期間 | 5年程度 | 9年程度 |
副反応 | 軽度の接種部位の痛み腫れ、発赤(3日~1週間で消失) | 中等度以上の接種部位の痛み腫れ、発赤(3日~1週間で消失) |
接種方法 | 皮下注射 1回 0.5ml | 筋肉注射 1回 0.5ml |
料金 | 8,800円/1回 | 22,000円/1回 |
その他 | 免疫機能低下のある方は接種不可 | 免疫機能低下のある方でも接種可能 |
★帯状疱疹の部位が目にかかる場合は眼科を、耳にかかる場合は耳鼻科の診察を当院と並行して、通院していただく場合があります。
・もし帯状疱疹になってしまった場合は、しっかり休養をとりましょう。帯状疱疹は身体的にも、精神的にも疲れているときに発症しやすいため、早く治すためにも十分な栄養補給と休養が必要です。
・抗ウイルス薬は効果が現れるまで2~3日かかります。すぐに効果が見られなくても、医師の指示に従い服用してください。
・入浴は問題ありませんが、入浴後は清潔なタオルで軽く抑えるように水気をとり、処方された外用薬を使用してください。
・水疱瘡のリスクを避けるため、小さなお子様や妊婦さんにはできるだけ接触しないようにしましょう。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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9:30~12:30 | ● | ● | - | ● | ● | ● | - |
14:30~18:00 | ● | ● | - | ● | ● | - | - |
【休診日】水曜日・土曜午後・日祝日
直接来院での受付時間は午前は9時15分~12時30分、午後は14時15分~17時です。
土曜日と平日の16時以降は混雑致しますのでご了承ください。
また平日16時以降は医師1名での診察となります。
※木曜日は最終受付を17:00から17:30までと30分延長させていただきます。